[#5] UI要素を使ってスコアや体力バーを表示する方法
- Amagirasu
- 2024年10月8日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年10月9日

はじめに
こんにちは、アマギラスです。
今回は、ゲームに欠かせない要素のひとつである「UI(ユーザーインターフェース)」について解説します。プレイヤーにとってゲーム内の進行状況やステータスを把握するために、スコアや体力バーの表示はとても重要です。Unityでは、UIシステムを使って簡単に要素を追加できます。
この記事では、スコアや体力バーを画面に表示するための基本的な手順を見ていきます。
【目次】
1. UI要素を設定する
UnityでUIを表示するためには、まずCanvas(キャンバス)を設定する必要があります。Canvasは、すべてのUI要素を配置する土台となるオブジェクトです。
Canvasの作成
UnityエディタのHierarchyビューで右クリックし、UI > Canvasを選択します。
これでシーンにCanvasが追加されました。Canvasはゲーム画面全体を覆う2D平面で、ここにUI要素を配置します。

次に、スコアを表示するためのテキストと体力バーを追加していきます。
2. スコアの表示
スコアは、ゲーム内でプレイヤーの進行状況を表す数字として、テキスト形式で表示するのが一般的です。Textコンポーネントを使って簡単に実装できます。
Text UIの追加
Canvasの子オブジェクトとして、Hierarchyビューで右クリックし、UI > Textを選択します。
TextオブジェクトのInspectorビューで、フォントサイズや色を変更して見やすくしましょう。例えば、フォントサイズを「32」、色を「白」に設定すると良いでしょう。


スコア更新スクリプト
次に、スコアをプログラムから動的に更新する方法を実装します。以下のコードを使って、スコアをカウントアップするスクリプトを作成します。

スコアの更新例
例えば、プレイヤーが敵を倒すたびにスコアを加算する処理は次のように実装できます。

これにより、プレイヤーが敵を倒すと自動的にスコアが増加し、画面上のスコア表示が更新されます。
3. 体力バーの表示
次に、プレイヤーの体力を視覚的に示す体力バーを実装します。体力バーはSliderコンポーネントを使って表現できます。
Slider UIの追加
Canvasの子オブジェクトとして、Hierarchyビューで右クリックし、UI > Sliderを選択します。
SliderのInspectorビューで、Min Valueを「0」、Max Valueを「100」に設定し、体力バーが0から100までの範囲で表示されるようにします。
見た目を調整したい場合は、Fill AreaやHandleの色やサイズを変更できます。

体力バーを更新するスクリプト
次に、プレイヤーの体力が減少したり増加したりした際に、体力バーが更新されるスクリプトを作成します。

体力の減少例
例えば、プレイヤーが敵から攻撃を受けた際に体力を減らす処理は次のように実装できます。

これにより、プレイヤーが敵と衝突した場合に体力が減少し、体力バーが更新されます。
まとめ
今回の記事では、UnityのUIシステムを使ってスコアと体力バーを表示する方法を学びました。これによって、ゲームのステータスを視覚的にプレイヤーに伝えられるようになり、ゲームの操作性が向上します。
次回は実際にじゃんけんアプリを作っていきましょう!